TAMAJUN Journal

スペシャル企画:Play Back 2016

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玉乃 いや〜、セナ(TAMAJUN Journal編集局長)。本当に一年間お疲れ様でした。あっという間に1年終わっちゃったね。それにしても年末は本当に素晴らしい。新年から頑張ります!という毎年恒例の言い訳でぐ~たらできるからね (笑)

セナ 本当にお疲れ様でした。激動の1年でした。

玉乃 よく頑張ったと思うよ、僕達。終わりよければ全て良しって誰がこの言葉を生み出したんだろうね。天才だよね (笑)

セナ たしかに。最後、ビシッと振り返りをして今年をおさめましょう。と、いうわけで、今回はそんな2016年を振り返ってみたいと思います。

 

今年のサッカーシーンを振り返る

セナ 2016年、解説者玉乃淳さんとしては何試合ぐらい解説されましたか?

玉乃 うーんどうだろう? 九月からスポナビライブの解説も担当させていただくことになったから大体40試合くらいかな。

セナ ほぼ週1ペースじゃないですか、大活躍ですね。

玉乃 ありがとう (笑)。毎試合これがラストの試合になるんだろうなと思って取り組んでいました。

セナ 確かに。やたらとテンション高いですもんね、毎回 (笑)。1年間Jリーグ解説を担当してこられて、どう感じました?2016年シーズン。

玉乃 サッカーの厳しさ、難しさを目の当たりにして、これまで以上に選手や監督、そしてサポーターの偉大さを痛感させられました。

セナ それはどういった部分でしょうか?

玉乃 そんなに簡単にサッカーは勝てないということ。強いものが勝ち、弱いものが負けるといった自然の摂理がダイレクトに反映されるなと思いました。サッカーの試合で勝つためには、チームの予算編成、社長の理念、強化部のビジョン、監督のチームマネージメント、選手のクオリティや頑張り・成長が絶妙に交わらなければ年間順位で上に行くことは難しいのだと痛感させられました。

セナ なるほど。実はですね、そんな大層なことを語ってらっしゃる玉乃さんですが、実はシーズン前にサッカーダイジェストさんの方で順位予想をされていたんですよ。
ちょうど今日それを持ってきていまして。

玉乃 え?やめないそういうの。

セナ やめません。早速答え合わせを始めましょう (笑)
はい、こちらが、玉乃淳による2016年Jリーグ予想になります。

ranking-sheet1

セナ まず、上位から見ていきますか。優勝予想は広島でしたね。実際は6位でしたがこの原因は何だったのでしょう。

玉乃 浅野の移籍があったり、塩谷がオリンピックに招集されたり、事前に予想できなかったことが多かったと思います。スケジュールもACLがあって超がつく過密でしたし。その状況下で6位は流石、森保監督!と言ってもいいのではないでしょうか?ピーター・ウタカをあそこまで一年目からフィットさせられる方は他にはいないと思います。野上選手やアンデルソン・ロペス選手の補強等見ても、なんでいつもこんな抜群の補強ができるんだろう?いい選手の発掘網がすさまじいなと感心させられます。毎年のように主力級が引き抜かれてきたわけですから尚更です。 

セナ これってそもそも、順位予想をするにあたって、どういった基準で順位を決めたのでしょうか。 

玉乃 良い選手がいるとか、良い監督が率いているとかはあまり考慮していなくて、何シーズンもかけて積み上げが出来ていると感じるチームを上位に据えてみました。浦和はペトロヴィッチ体制で、戦術も一貫して強化を進めてきましたし、ガンバも長谷川監督で4年目、川崎も風間監督の下で年々良くなっていました。あとは外からでも感じられるクラブの強化方針も見ながらですかね。 

セナ 次は下位を見てみましょうか。降格争いをしていたチームというくくりでみると、大体当たっている印象ですね。予想が外れた感じなのは湘南でしょうか。湘南は曺貴裁監督がずっと率いていて、玉乃理論的には“積み上げ”のあるチームだと思いますが?

玉乃 超主力級の永木選手と遠藤選手が移籍してしまいましたからね。いい選手を育ててチームを強くした途端、その主力選手達が抜けてしまった。どう考えても難しいと思いました。一方で湘南に残留を決めて、もう一度0からチーム強化を図ろうと決断した曺貴裁監督の人生観に興味がありました。外からではわかり得ない深いご自身の哲学や「理由」が必ずあるはずです。

 

セナ 今シーズンのプレーを踏まえて、代表に新たに招集されそうなニューヒーローはいましたか?

玉乃 今の日本代表って、次の中心が誰なのかを決める局面だと思っているんです。中田ヒデさん、中村俊輔選手、本田圭佑選手ときたあとの核となる選手は誰なのか。ぜひ若い世代から日本代表の中心を任せられる選手が出てきて欲しいですね。というか、出てこないといよいよ大変な事になってくると思います。ぼくはブラジルワールドカップで完膚なきまでにやられてしまった日本代表を現地で見ていますので、新しい何かが加わらないと難しいなと、どうしても思ってしまいます。

 

セナ 海外サッカーというと、玉乃さんはミラノで行われたチャンピオンズリーグの決勝にも取材に行きましたよね。

玉乃 行きましたね。たまじゅんジャーナルでの取材という名目で行きましたからね。

セナ 初のチャンピオンズリーグ決勝、そして愛するアトレティコの試合、ということでしたが、振り返ってみていかがでしょうか。

玉乃 負けたアトレティコ側のゴール裏席で見ていたんですが、80歳90歳前後のお爺ちゃんお婆ちゃんが泣き崩れているわけですよ。それを次世代の若いサポーター達が抱きしめてあげていたんです。こうやってチームというのは強くなって育っていくんだと、強いチームを作る上での「歴史の縮図」を見たような気がしました。

セナ 選手もサポーターも同じ熱量で勝利に対して全てを捧げていたんですね。