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西川圭史×たまじゅん部 “金沢を導く人を育てたい”

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若い世代へのメッセージ

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京極 最後に、サッカービジネスという分野に夢をもつ若い世代にメッセージをお願いできますでしょうか。 

西川 そうですね、まずはいろんな世界を知ってもらいたいなと思います。サッカー界で活躍したい、サッカー界をどうにかしたいという思いがあるのでしたら、サッカー界でない分野でどっぷり頑張って欲しいなって思います。サッカー界って一般社会と比べて、サラリー的によくないクラブも多いと思います。そうするとビジネス的に優秀な人材が集まりにくい環境ですよね。なんとなくサッカー好きだったり、サッカーをやっていたりというのが、この国のサッカー界のステイタスをあげたり、チームを発展させたりする能力に必ずしも直結はしないですから、まず武者修行のように様々な分野や環境に身をおいて、経験積んで研鑽してほしい。ビジネススキルや別分野での視点をもってからサッカービジネスに携わったほうが、ここでは成功するでしょうし、この分野の発展にも寄与すると思います。 

京極 栗田 土屋 ありがとうございました。  

西川 ありがとうございました。 


JチームのGMとしては異色とも言われる経歴の西川GMへのインタビュー。単純にサッカーチームを運営するというだけでなく、そこに「地方創生」と「教育」というテーマがあることが、インテリジェンスに満ち溢れる口調から伝わってきました。そしてそれこそが、ご自身の人生で掲げる大きなテーマなのでしょう。いずれのテーマも即時に結果が生まれるものではなく、目先の利益を最優先する現代社会で事業として取り組むのがなかなか難しいものです。それでも、信念をもって長く続け、それを繋いでいくことが、きっと大きな成果に結びつくことに違いありません。積み重ねが偉大なものになることを、金沢の歴史ある街並みが帰路に就く僕たちに雄弁に語ってくれていました。

西川圭史(にしかわ・けいし)プロフィール

 1976年生まれ。神戸市出身。株式会社ツエーゲン代表取締役GM。
東京大学法学部卒業後、日本政策投資銀行へ入行。財務省出向などを経て同行を退職し、株式会社プレミアム・エデュケーション、一般社団法人NS人財創造機構を設立、学生に対するキャリア教育事業を起業する。2011年Jリーグを目指し専任のGM(ゼネラルマネージャー)を探していたツエーゲン金沢に加入、2014年1月代表取締役GMに就任。「街づくり」「人づくり」をテーマに明晰な頭脳と溢れる情熱でチームを牽引するリーダー。