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是永大輔×玉乃淳 “好きなことしかやらないことにした”

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是永会話

好きなものが地球になかったら宇宙にある

玉乃 相当いいことを言われましたけど、それを仕事にするには…?

是永 それと、世の中のニーズと社会的価値が交わるところに答えがあると思う。いろんな楽しいトライを重ねて、そこから発見があって…楽しいことで時間を埋めるような人生を送っていたら、予想もしないような出会いや発見があってそれに世の中のニーズをミックスしていったのかもしれない。振り返ると。サッカーチームの社長になりたくてシンガポール行ってチームを運営しているうちに、カジノ運営と出会ったり、社会貢献活動がシンガポールから表彰されたり、東南アジア各国でサッカーやチアのスクール始めたり…。たまたまビジネスが生まれることもあるし、とにかく「好き」、「楽しい」が原動力。

そして、「好き」なものは、誰にでも必ずこの世の中にある。だから、行ってみて、触れて、感じることが大事。つまり「旅に出ろ」ということ。『好きなものが地球になかったら宇宙にある』って、本気で思っている。

玉乃 まさかこれ、いつもいたる所で言われている決めセリフですか?

是永 そうそうそう。

玉乃・是永 ははははははは。

是永 でも、本当にそういうことだと思う。

「好きなものがありません。」とか、「夢がありません。」とか、本当にもったいない。

玉乃 だからコレさん、旅を続けているんですね。今後の展望をお聞かせください。夢は広がるばかりでしょうか?

是永 好きなこと、興味をそそられることを徹底的にやるよ。だってやらないことがリスクだもん。全てのビジネスには寿命があるから。自分から変わっていかないと。色んな発見できるから楽しいし。

玉乃 何かすごい腑に落ちてきました。

私ごとで恐縮なのですが、僕は、あまりにも受け身の人生なんですよね。幼少期、サッカー上手かったじゃないですか、僕。だからオファーが勝手にくるんですよ。そうすると、常に受け身になるんです。引退して、自分から何もアクション起こさないと、本当にただの人以下ですもん。

コレさんはサッカー下手だったじゃないですか。だから受け身であることなんてなくて、10年もの間、自らの力でグローバルな経営者として常に第一線でアクション起こして活躍を続けられるわけですね!

あぁ、腑に落ちた。

是永 やっぱり歪んでるな(笑)。

玉乃・是永 はははははははははは。

是永 いやぁ、なぜ自分がこんなに世界に飛び出しているのか気づけた…。ありがとう(笑)。

玉乃 本当に本日はありがとうございました。最高に楽しかったです。

是永 こちらこそ。またシンガポールにもバルセロナにもいつでも遊びにおいで。


経営者独特の鋭い眼光と相違して、実に気さくに少年のように語るその口調と時折見せる笑顔に、彼の人柄が表れているような気がしました。開拓者としての豪胆さと、まさに経営者としての繊細さをあわせもつ人柄は、成功者の有するそれなのでしょう。

ものの本によると、経営者としての成功は、近づいて複眼視することや遠くから俯瞰視することによってなしうるとのことですが、是永社長の成功の足取りを辿れば、このこともよくわかります。ただ、何より大切なのが、「好き」な物事に取り組むことなのだという彼の持論に、僕は大きく納得させられたのでした。みなさんには、いくつの「好き」がありますか?僕の「好き」は…。

是永社長は、「好き」を探しに今日も旅路につくのです。

是永最後写真

 

是永大輔(これなが だいすけ)プロフィール

1977年生まれ。日本大学芸術学部卒業。

アルビレックス新潟シンガポール Chairman、アルビレックス新潟バルセロナ Presidentなどを務める。シンガポールでは親会社に頼らない独立採算経営へと舵を切り2008年の就任以降黒字経営を続け、売上規模も10倍へ拡大。またクラブハウスにカジノを併設するなどユニークな経営手法により事業を多角的に展開している。日本人の若い世代を対象に「未来予想図~今すぐ海外にでるべき7つの理由~」をテーマに積極的に講演活動にも取り組んでいる。