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金澤大将×玉乃淳 “校長を務めています”

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 情熱を持てる何かに出会わせたい

こんな若造ですけれど、

校長という立場にある以上、

発言には気をつけている。

 

玉乃 今は全校で300人ぐらいの生徒さんがいると聞いています。スポーツにもかなり力を入れているらしいですね?

金澤 私が赴任した当初は、生徒数は100人ほどでしたが、今年は留学生も増えて、たくさんの生徒たちが通っています。サッカー部も紅白戦ができるまでになりましたが、監督就任1年目は、毎回練習参加する部員は4人しかいませんでしたからね(笑)。いずれにしても、夢や目標が明確な子どもは、いろいろな面で強いですよね。私も、サッカーが大好きで、もっと上手くなりたいという一心でサッカーを続けてきた結果、Jリーガーになった身です。周りの方々のサポートが大きかったけれど、真剣に打ちこめるものがあったので、横道にそれることもなかった。また、サッカーを通じてそれなりの社会性も身についたと思っています。いま、校長としてスポーツに力を入れているのは、そういう実体験があるからですし、自分自身のこれまでの経験を活かせると考えているからです。生徒たちが、情熱を持って取り組める何かに出会えるようにするのも、私の仕事だと思っています。

玉乃 ちなみに、校長先生の基本的な業務ってどんなことですか?朝礼の挨拶とか(笑)?

金澤 そうですね(笑)。職員朝礼や全校集会で話もします。話は下手ですけど(笑)。
あとはやはり、学校は地域との連携が不可欠だと思っていまして、そのようなつながりを生む活動も校長の仕事だと思っています。その他の具体的な業務は学校経営や運営、安全管理、危機管理、職員の育成など挙げればきりがありませんね(笑)。なかなか生徒たちと直接、関われないのが課題です。

玉乃 そういうものなのですか?

金澤 ある意味、校長の言葉は最終決定でもありますからね。だから、まずは、なるべく現場の先生たちに指導をお願いするようにしています。こんな若造ですけれど、それでも校長という立場にある以上、発言には気をつけていますよ。

玉乃 なんだか政治家みたいですね(笑)。現役時代は茶髪の坊主だったのに(笑)。

金澤 昔の写真を見た生徒たちも、驚いていますよ(笑)。

玉乃 髪の毛を染めた生徒に「校長だって茶髪にしていたじゃん!」とか突っ込まれたりしません?

金澤 そういうときは、「あれは二十歳を過ぎて、自分でお金を稼げるようになってからしたこと。君たちは未成年なんだから。」という感じですかね(笑)。

玉乃 なんか、納得です(笑)。

金澤 もちろん、自分が100%正しいとは思っていません。先ほど、玉乃さんも「聖職者」と言われましたが、「先生」と呼ばれるのは、私たち教員を含め、医者や弁護士、税理士など、限られた職業なので、勘違いしてしまう方もいるようです。当たり前ですが、教師だって学ばなければいけないことがたくさんあるはずだし、校長であっても「初心者マーク」を外すつもりはありません。