TAMAJUN Journal

永里優季×玉乃淳 “より困難な道を選んでいきたい”

Tweet about this on Twitter0Share on Facebook196

より困難な道を選んでいきたい

IMG_0369

玉乃 向こうの選手はセアカンドキャリアに対しての意識が強いとおっしゃっていましたけど、永里さんは何か考えていますか? 

永里 できるだけ長く続けて現役をやりたいと思っています。年齢的にも少し考えなくてはいけないかなとは思うのですが、現時点では見えてこないというか、けれど日本に帰ってきているときは色々な業種の人に会うようにして、いろんな話を聞いて、自分が持っている世界観をなるべく広げられるように取り組んでいます。

IMG_1548 のコピー玉乃 無責任なことを言いますが、永里さんも、ドイツの選手も人気があってある種日本でもドイツでもスターじゃないですか? 「好きなことをできるだけやって、お金持ちの旦那さんを見つけて結婚する。」ではいけないものなのでしょうか? 無礼を承知で伺いますが。

永里 結局ですね、結婚をゴールにしてしまうと続かないわけです。せっかくここまでのキャリアを積み重ねてきて、結婚して終わり。そうであれば「今までのキャリアはなんだったんだ」ってなりますし、自分自身もその経験を活かして日本のためだったり、貢献できることもあると思うので。そのために現役中に少し模索しないといけないかなと思っています。自分だけの人生じゃないって最近感じていますので。まだまだ歴史が浅いですし、引退後に夢があるかと言えば、まだまだな部分があると思います。辞めた後でも「こういう道があるよ。」って示したい、「頑張ってサッカーを続けていたら、こんなに楽しいことが出来るよ。」ってことを伝えたいのです。

玉乃 市議会議員になりました!とか、漫画の原作者になりました!とか。

IMG_0529永里 ははは。そうそう。前例を作る人間だと思っているので、自分は。

玉乃 常に第一人者だから見られ続けるでしょうしね、永里さんの人生は。プレッシャーをかけるわけではないですけど。

永里 より困難な道を選んでいきたいと思っています。やっぱり苦労しなきゃダメですね。誰もやったことのないような道に進んで。まずは東京五輪を目指します。東京五輪までは海外でプレーしていると思います。是非フランクフルトにも遊びに来てくださいね。

玉乃 こんな生ぬるい人生を歩んでいる僕で恐縮ではありますが、絶対遊びに行かせてください。オフシーズンの貴重な時間本当に有難うございました。


自ら困難を買ってでて、新たな道を切り開く人物こそが、頂点である「日本代表選手」たり得るのだと、強く感じさせる対談でした。プレーぶりに表れている豪胆さを会話の節々で感じる一方で、飾らない人柄や、試合中には見ることができない、あどけない笑顔は本当に素敵で、多くの人を惹きつけます。

会場にいたスタッフや関係者全員をファンにしてしまった永里選手のさらなる今後の活躍に期待しております。ヨーロッパの女子サッカー観戦にも、ぜひ足を運びたいものです。

IMG_1688

永里優季(ながさと・ゆうき)プロフィール

1987年7月15日生まれ
神奈川県厚木市出身の現役女子プロサッカー選手。
ドイツブンデスリーガの1.FFCフランクフルトに所属。
なでしこJAPANのエースとしても活躍。