TAMAJUN Journal

チャンピオンズリーグ決勝舞台裏

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解説者・指導者として活躍しているヴェルディでチームメイトだったエムボマと久々に再会。ボマちゃんの滞在するスイートルームで、この試合の展望について大いに語らいました。そんなボマちゃんがご縁を運んでくれて、アルゼンチンの英雄アイマールや、マンチェスターの伝説的な選手だったハーグリーブス、リネカーなどとも会えることができました。

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流石の世界一の祭典。スケールが違います。世界的スーパースターや、経済界の重鎮達も沢山訪れていました。入場チケット代金が信じられないぐらい高騰してしまっているのも、この人気を見えればわかるような気がしました。ヨーロッパのサッカー人気は右肩上がりで、毎年歴史を積み重ねています。ちなみに多忙なエムボマは待ち合わせ4時間遅れてやってきました。カメルーン人はこんなに時間にルーズなのかと問いただしましたが、今回はフライトの関係 や、スーツケースのトラブル等もあって遅れてしまったと、カメルーン人が持つ特性ではないから勘違いしないでねと、必死に弁明されてました。いいえ、全然怒ってないですよ。むしろ素敵な出会いを本当にありがとうございます。

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そしてイタリアと言えばこの男。 ザッケローニの元通訳の矢野大輔さんとランチ。本田選手や長友選手もよく通うイタリアの日本料理屋の名店に連れていってもらいました。イタリアに来て二日目で日本食。食後、チキン南蛮が正解だったという話にはなりましたが、鶏そばを食べました。
さすがの名店、素晴らしく美味しかったです。決勝という日に相応しい鶏そばでした。大ちゃん、ありがとう。

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そしてもう一人。今一番世界のサッカー界で活躍されている日本人といっても過言ではないでしょう。知る人ぞ知る岡部氏。スイス在住でマーケティング代理店「TEAMマーケティング」のテレビ放映権/ スポンサーシップ営業 アジア・パシフィック&中東・北アフリカ地区統括責任者をされています。ホテルの特別室に通していただき、世界のサッカー事情について色々教えてくれました。肌で感じる中国や中東マネーの凄さや、日本サッカーの課題についても熱くご教示いただきました。
こんなに世界で活躍する日本人がいるんだと思うと無限の可能性を感じます。その裏に隠されたパワーの源となっているコンプレックス等を探ってみたい!と、聞き手として、職業病だなと思ってしまいました。

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そしていよいよ運命のキックオフ。これがチャンピオンズリーグの決勝の魔力なんでしょう。二年前リスボンで決勝を経験しているとはいえ、既に百戦錬磨のシメオネが率いているとはいえ、立ち上がり浮足立ってしまった中でのセットプレーでの失点。ゴール裏のアトレティコの大サポーターの中で試合を観戦したがゆえ、彼らの大きすぎる失望を肌で感じました。残り75分でレアル相手に2点取ることがどれだけ難しいかということは彼らが一番分かっていたんでしょう。二年前のリスボンでの負けた記憶が脳裏をよぎったんだと思います。前半はベイル・ベンゼマ・ロナウドがポジションを変え、前線に違いを生み出し、モドリッチが緩急を付け試合を完全にコントロールしていました。

「このままでは難しい」と、誰もが思っていた中でシメオネ監督は後半頭から若いカラスコを投入しました。初めはシメオネの逆鱗に触れるほどにドリブルからのボールロストが目立ちましたが、この22歳の若者は自分がアトレティコを救う!という強い気持ちで挑み続けました。得点後にもこの試合の最大のストロングであった左サイドのフェリペルイスとともにドリブルを駆使して相手の脅威になっていました。それにしても得点後に駆け寄ってキスをしたのは彼女と思いきや母親だそうですね。なんという親孝行な息子。

そして僕がこの試合で一番驚いたのが選手の疲労度です。レアルのぺぺ、Sラモス、アトレティコのゴディン、ファンフラン以外は90分間ですら体力をキープすることができていませんでした。Cロナウドもベイルも75分で足を痙攣させ並み以下の選手に成り下がっていました。シーズン最後の試合であること、一進一退の決勝の緊張感。このレベルの選手達ですら限界を超えるほどの重圧がこの大舞台ではかかるんだなと現地で思い知らされました。試合終了後に泣き崩れている80歳前後のアトレティコサポーター老夫婦の涙がサッカーの難しさと計り知れない奥深さを教えてくれました。

今回の敗戦で相当にショックを受けている僕ではありますが、またこのサッカーボールとともに、
明日から立ち上がらなくてはなりません。

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