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薮崎真哉×玉乃淳 “戦力外からの逆襲”

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玉乃 自分がしてきたサッカーあるいは広くプロスポーツについて、経営者という視線で何か思いはありますか。プロのキャリアを終えた選手たちにメッセージを送るとすれば、何かありますか?

薮崎 今、生で観戦してもカッコイイなって思いますよね。外見的な要素よりも自分のすべてを犠牲にして努力しているわけですから、そこはやはりカッコイイなって。

僕は僕自身が基本アスリートだと思っています。スポーツ選手が日々自分を鍛錬しているのと、経営者はまったく一緒だと思っていますよ。だから例えば夜遅くまでは飲んだりせず、なるべく早く寝ますし、睡眠時間もちゃんととって朝出社して、ファイティングポーズをとれるようにしています。

還元という意味では、現在あるプロチームのスポンサーを検討しています。

あとは「死ぬこと以外はリスクではない」と(笑)。僕もそうですが、解雇されて、特に一流でなかった選手たちはプライドを一度捨てなければ絶対に上には行けないです。自分が元プロサッカー選手というのは社会では一切通じないです。

玉乃 「死ぬこと以外はリスクではない」…ちょっとそこは使わせてください。考えさせられます。

最後に、社員や今就職活動をしているような新卒の方々、これからの国を背負って立つような若い方々へメッセージをいただけたらありがたいのですが。

薮崎 しっかりと自分自身と向き合ってほしいですよね。僕もそうなのですけれど、人間弱いじゃないですか。弱いんですよ。僕が一番苦しいのは、目の前のことから逃げることです。一瞬楽だと思うのですけれど、逃げている自分のことを責めてしまうんですよね。めちゃめちゃ苦しいですよ、結局。

逆にどんなに辛いことでも、朝家を出る前にファイティングポーズをとって、真正面から挑んでいるときっていうのは、たとえ結果がどうなっても気持ちが良いのですよ。清々しいですよ。

一番は、素直であること。自分で自分の負けを認められるヤツは、強いと思います。

社員には、同窓会に胸張って行ける社会人になれって言っています。30歳位になると同窓会に呼ばれるわけで、頑張っている自分に自信がなかったら行きたくないって思うじゃないですか。同窓会に胸張って行けるっていうのは、稼いでいるかどうかに関係なく、自分と向き合っているかどうかだと思います。あとはどうなりたいっていうのは人それぞれですよね。収入ではなくて、どこに満足するかっていうのも、人それぞれ。稼ぐことだけがいいこととは思えない。僕は、まだまだ稼ぎたいですけれどね。

玉乃 本日は、しびれる対談、ありがとうございました。

薮崎真哉 プロフィール

1978年千葉県生まれ。習志野高校在学中にインターハイでサッカー日本一を経験し、高校卒業と同時にJリーグ「柏レイソル」に入団、MFとして6年間在籍する。退団後は営業職に転身、トップセールスを経て起業。2008年にWebリスクコンディショニング事業を手掛ける「株式会社ジールコミュニケーションズ」を設立。2013年には体育会系学生の採用コンサルティング事業を手掛ける「株式会社ジールアスリートエージェンシー」を設立し、2社の代表取締役を務める。