TAMAJUN Journal

玉乃淳 “話がある”

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人生 = キャリア 

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セナ 引退された時に先が見えなかったという話がありましたが、引退して1年ほどで解説者デビューされましたよね。解説者デビュー当初は、この道で生きていこうとか、その先の未来を考えたりはしなかったのですか?

玉乃 なにも考えられなかったですね。引退直後の当時仕事も何も無かったので、兎に角目の前の与えられた仕事をこなそうという一心でした。

セナ 実際に解説の仕事を7年間続けられてどうですか?解説者というレールの先の未来は見えましたか?

玉乃 解説者をしたからこそ見えた世界がありました。選手でなければ、やらせていただけなかった解説業。解説業をやっていたからこそ実現できたビジネスマンとしての現在と、これから。本当にサッカー選手になって良かったって、今は思えています。

セナ そうですよね、玉乃さん変わりましたよね。このメディア立ち上げの当初は、「サッカー選手になんてならないで、東大入って、医者になっておけば良かったぁ。」とか、言っていましたもんね(笑)。  

玉乃 やめましょう。最終回にその話はふさわしくない(笑)。

セナ TAMAJUN Journalはどうでしょう。15ヶ月ほど続けてきましたが、未来は見えましたか?

玉乃 「セカンドキャリア」と定義せずに、選手であれば引退前後にかかわらず、人生 = キャリアだと気付かされました。インタビューを通じて、いろいろな方々の人生を垣間見てきたわけですが、必ずそこには夢の存在がありました。夢を実現するためには、苦労は苦労でないことを知ったし、好きなことを好きなだけ好きなところでやればいいということも。でも、それを実現するためには、誰よりも徹底して向き合うこと、本質を見極めることが必要だと学びました。そして、その夢は決して一人では実現できないことに気づかされたのは、自分にとって一番大きなことだったかな。必ず、夢を一緒に見てくれる人、叶える手助けをしてくれる人がいるんだなぁと。偶然かもしれないけれど、インタビューしたすべての人に共通していた点でしたね。

セナ 今ビジネスに取り組みたい気持ちと、10代の時サッカーに向き合う気持ちってどんな違いがありますか?

玉乃 全く一緒かも。いま、100歳まで生きる時代だし、なにに取り組むにしても「もう遅い」という言葉は存在しないと思っています。例えば高卒の選手が、30歳で現役を引退して、本気で医者を目指したければ、医大に入って国家試験を受けて医者を目指せると思うんです。その人が37歳で医者になったとしても、本当にやりたいことであれば25歳で医者になるのと大差ないだろうし。「never too late」って、良い言葉ですよね。この言葉さえ信じることができれば、なんでもできそうですよね(笑)。

 生き方のヒント

セナ 今回このTAMAJUN Journalを一旦休止するということですが、具体的理由はなんでしょうか?

玉乃 次の方向性、目標が決まりました。そして一度そこに全力を注いでみようと決めたんです。多くの成功者からお話を聞き、たくさん下積み期間を経て、時間をかけて成功を掴み、楽しそうに人生を送っていらっしゃる方達に憧れを抱きました。積み上げた分だけ、可能性が広がるような人生がいいなと思いました。だから僕もビジネスの基礎練をみっちりしたいんです。それこそプロになるまで10年以上サッカーの基礎練をしたみたいに。

セナ なるほど、ビジネスの基礎練ですか。ということは他の活動もしばらくお休みされるんですか?

玉乃 はい、8月をもって解説業も、番組の出演も、しばらくメディアでの活動はお休みします。  

セナ 具体的に見えた、次の目標について教えてもらえますか?

玉乃 それはやっぱり、「サー・アレックス・ファーガソン」でしょ。

セナ はい?

玉乃 僕も「サー・タマノ・ワンダーランド」になりたい。

セナ 意味がわからないです(笑) 真面目に答えてください。

玉乃 嫌だよ、恥ずかしいもん(笑)

セナ ビジネスの基礎練を経て、真のビジネスのプロになることですよね?ざっくりしているなぁ(笑)。「休止」ということですから、終了ではないですよね?ちゃんと帰ってくると思っていて良いですか?

玉乃 もちろん!!全く終わりではないです。再開しますよ!

セナ ひと安心です。じゃあそれまでは僕もトレーニングですね、ちょうど新社会人にこれからなりますし。

玉乃 おお!そうじゃん!!じゃあ勝負だね。

セナ 臨むところです! 最後に読者の皆様にメッセージをもらえますか?

玉乃 TAMAJUN Journalでは多くの人の生き方を取り上げさせていただきました。どの記事にも生き方のヒントがたくさん落ちています。どんなことでも、たったひとつでも、読んでいただいている方々の人生の助けになれば僕も幸せです。自分自身の人生を振り返ったときに、幸せだったなぁって思える日々をぜひ過ごしてください。 

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記事内にもありました通り、ご愛顧いただいておりますTAMAJUN Journal、今回で一旦休刊といたします。  

ご覧いただいた方々、応援いただいた方々、対談いただいた方々、さまざまな方々に支えられてきました。感謝の気持ちでいっぱいです。「Football×Career」をテーマに立ち上げたサイトでしたが、いろいろなキャリアのお話を聞き、「結局のところ人は人に生かされているのだな」、という思いに至りました。人は独りでは生きていかれないということです。直面する危機的な状況や訪れる歓喜の瞬間、人生のあらゆるシーンに必ず、自分自身だけではない他の誰かもそこに存在するのです。美辞麗句だけでは語れない厳しい現実を過ごしていくのが人生だと思います。でも、だからこそ、日々自分と向き合い、家族を愛し、仲間を信じ、一緒に歩むことが大切なのでしょう。末筆ではありますが、携わっていただいたすべての方々にお礼を言わせてください。ありがとうございました。  

TAMAJUN Journal 編集部一同